歯が抜けて何かしなければいけないことはわかっている。だけどどんな方法があるかまず知りたいと思う…(60代女性)

虫歯や抜歯で歯を失った場合、その補填を考慮しておきませんと、残った歯が少しずつ移動し、やがて歯の間の隙間が目立つ歯並びに変ってきます。
それは、噛み合わせを悪くし、体の血行やリンパの流れも悪くしてしまうなど、見えないところで健康に害を及ぼしてしまいます。
そうなる前に、失った歯に代わるものや、同等の処置を患者様の状態に合う最適な治療方法をおすすめします。

近年、年齢を問わず、インプラントを選ばれる方が増えています。
実費治療ですが、その快適さは、やはり自分の歯と同じように感じられるからでしょうか。
インプラント手術の可否は歯茎の健康状態次第ですが、ご希望の方はまずはご相談ください。

インプラントはチタンで出来ています。
チタンの特徴は、人体が拒否反応を起こすことがほとんどないということです。
そのため、半永久的に骨と結合し、体に埋め込んでも安全性の高い性質を持っています。

あごの骨に固定するので、安定性がよく、自分の歯と同じような感覚で噛むことができます。
まわりの健康な歯を、削ったりしないので、歯の負担が少ないのも特徴です。

自費治療で、1本あたりの料金になります。
歯根を埋め込む手術に1時間程度かかります。その後、数カ月ほど待ち、定着度合いの数値検査をして、義歯を装着します。ただし、歯槽膿漏など歯茎のダメージが大きな方は、手術が難しい場合もあります。

すでに25年以上使用されている方もいらっしゃいますし、耐用年数は患者様のお口のお手入れがしっかりとされているか?定期的なメンテナンスがされているかで大きく変わってきます。お口の衛生状態が良くないとインプラントの寿命は短くなる場合もあります。